同じ配信から切り抜いているはずなのに、
なぜあの人の切り抜きだけバズるのか?
切り抜きをやっている方なら、一度はそう感じたことがあるはずです。今回は伸びている切り抜き師が"どこを切り抜いているのか"を実際にデータで分析してみたので、その結果を見て行こうと思います。
結論: 伸びる切り抜きは「笑い」より「てぇてぇ」を狙っている
まず結論から言うと、伸びている切り抜きは、単純に「面白いw」などのコメントが多い部分や、コメント欄が盛り上がった部分を切り抜いているわけではありません。
笑いの中で、誰かと誰かが絡んでいる部分ーーいわゆる「てぇてぇ」と呼ばれるポイント、またはそれに準ずる瞬間を切り抜いている動画がよく伸びています。
「面白さ」だけではなく、「関係性」が乗っている瞬間こそが、視聴者の心を動かしているということです。
検証方法
この仮説を裏付けるために、以下の手順で調査を行いました。
- 実際に伸びている切り抜きをピックアップ
- その切り抜きの元となった本編のチャットコメントを分析
- 切り抜き師が抽出したポイントをワード化し、笑いが多かった部分と比較
これによって「盛り上がり」と「実際に切り抜かれた位置」のズレを可視化しました。
伸びた切り抜きの分析結果(12時間で8万再生)
下の画像を見てください。
笑いが多かった部分
その他特定のワードが頻出した部分
注目すべきは、笑いが多かった部分を「やみくも」に切り抜いているわけではないという点です。
その中でも、
- 本人に言及している部分
- 絡みの中から生まれた展開
こうしたポイントをしっかりピックして切り抜いています。
結果として、YouTubeの初動アルゴリズムの影響もあるものの、12時間で8万再生を獲得していました。
伸びなかった切り抜きの分析結果(12時間で8千再生)
一方で、今一つ伸びていなかった切り抜きはどうだったか。
こちらは独自の観点により切り抜かれており、笑いの中でもあまり盛り上がっていない部分をピックしていることが判明しました。
結果は12時間で8000再生。伸びた切り抜きとの差はおよそ10倍となっていました。
補足: 独自観点が"絶対にダメ"というわけではない
ここは誤解のないようにお伝えしたいのですが、独自観点の切り抜きが悪いわけではまったくありません。
再生数や伸び方は、
- チャンネルパワー
- アップロードしたタイミング
- サムネイル・タイトル
など複数の要素に大きく左右されますし、切り抜き方ひとつで伸び方もガラッと変わります。
ただ、裏打ちされた数字をベースに切り抜きポイントをピックすれば、ファンが求めている切り抜きを"安定して"量産できるようになるというのは、再現性という観点で非常に大きな意味を持ちます。
守破離で考える切り抜き戦略
独自のアイデンティティはもちろん大事です。ただ、それは"破"や"離"の段階の話。
まずは"守"として、
「ファンが何に心を動かしているのか、それを探ること」
これが最短ルートだと考えています。
感覚や経験値だけに頼るのではなく、実際のチャットデータを可視化すれば、「どこで視聴者が反応したのか」が一目で分かります。
YouTube Chat Analyzerで"伸びるポイント"を可視化しよう
今回の分析で使ったような、チャットの盛り上がりポイントとワード分布の可視化には、YouTube Chat Analyzerが非常に役立ちます。
- 笑いが集中した箇所
- 特定のワードが頻出した箇所
- 時系列での盛り上がりの推移
これらがひと目で分かるので、切り抜きポイントを選ぶ際の強力な判断材料になります。
ぜひYouTube Chat Analyzerを活用して、
- ファンにとって見たい切り抜きが届く
- YouTubeにとって良質なコンテンツが増える
- 切り抜き師にとって再生数が安定する
そんな Win-Win-Win な関係を築いてみてはいかがでしょうか。